福祉用具の「貸与と販売」の選択制がスタートしました
2024 年4 月より介護保険改定が実施され、福祉用具の貸与と販売の選択制が導入されました。下記の福祉用具については貸与か購入かを選ぶことが出来ます。
貸与と購入のメリットデメリット
貸与
メリット
デメリット
- 6か月に一度の定期点検を実施の上、必要時には部品や本体の交換が可能
- 身体状況に合わせて種類の変更が可能
- 貸与期間中に月額の負担が発生する
- 所有物でないことに対して不安を感じたり、他人が使用したものを利用することに対して心理的な抵抗感をもつ人もいる
- 紛失・盗まれた場合に弁済費用が発生する
購入
メリット
デメリット
- リユース品に心理的抵抗がある場合、精神的な負担が軽減できる
- 費用の負担が一度ですみ、長期間使用する場合は金銭面での負担が小さい
- 身体状況に変化が見られた際に、適した商品への変更が出来ず、再度、購入する必要がある
- 定期的点検がないために、異常や不具合があった際に見逃されやすい
- 修理の際に費用が発生する
これらの商品は、貸与の月額利用料の累計額が販売価格を上回るケースが少なくない商品となっていますが、購入の場合には身体状況が変化した際に商品を変更できないなどのデメリットが存在しています。
これら商品については、利用者様の身体状況や住環境などをトータルで考えて購入か貸与かを選ぶ必要があります。